投資信託

○投資金額の決定基準

今後に備えて投資を行う場合、どういった資金を、いくら投入すべきか？皆さんはこの点を考えると思います。この際、その基準は以下の２つを考慮するべきです。

1. 資金の性格
2. 保存期間・運用期間

まず「資金の性格」についてですが、あなたの保有資金を次の２種類に分類してください。１、近いうちに使う予定のお金　２、今後数年間は使わないお金　です。来年パソコンを買おうと思っているお金は前者。老後の為に貯蓄しているお金は後者ですね。

次に考えるのが「保存期間・運用期間」です。筆者の個人的見解から言わせてもらえれば、おおむね５年、より望ましいのは１０年以上を目安としてください。

投資信託は短期的な売買ではなく、長期的運用が利益を伸ばす一番のポイントですので、ここをしっかりと押さえておきましょう。

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○運用スタイル

投資信託という金融商品をはじめて知る方はなかなかイメージが沸きづらいと思います。たとえば、「株式」に投資する場合事前にある程度投入できる資金が必要です。ですが、投資信託の場合、多くの方々から小口の出資を募り、その総額を「株式」の購入・売買にあてます。「債券」などの場合も同様です。

そして、その運用は「プロ」にまかせます。ですから、出資する際はリスクに応じた投資先の選択を考慮し、運用は専門家に任せ、上がった利益を受け取り、「プロ」に手数料を支払います。投資信託はこのように運用されているのです。

○投資先とは？

投資先は「資産の種類」と「国」で考えます。まず、「資産の種類」ですが、おおきく２つです。「株式」「債券」です。

「株式」は株式会社の社員権のことです。こう書くとちょっぴり違和感がありますが、A社の株など、普通はよく聞きますよね。株式会社が出資を募る為に発行しているものです。似ていますが「債券」は借り入れです。地方自治体、企業などが発行します。「国債」は皆さんもよくご存知だと思います。

それ以外には「REIT」や「コモディティ」などがありますが、まずは上記２つを覚えておくとよいと思います。

そしてもう一つ目を向けるのが「国」です。「日本」「アメリカ」など単一の国家の場合もありますし、「アジア」「ヨーロッパ」というくくりの場合もあります。

皆さんは、これら「資産の種類」と「国」を軸に投資先を選ぶことになります。